- コロナウイルス感染症の味覚障害・嗅覚障害の症状はなに?
- 味覚障害や嗅覚障害の症状は治る?治らない?
- 海外の味覚障害や嗅覚障害の報告まとめ
コロナウイルス感染症の味覚障害・嗅覚障害の症状はなに?
- 匂いを感じない
- 食べても味を感じない
味覚障害や嗅覚障害の症状は治る?治らない?
結論から言うと、味覚障害と嗅覚障害はコロナウイルスは治る可能性が高いです。
ドイツでは、実に約3分の2の患者が数日間の嗅覚障害と味覚障害を訴えていたことが明らかになっています。数日間で治る人が多いということですね。
最も被害が深刻なイタリアでは発熱や倦怠感、咳などの症状が現れていない若者らの間で、味覚障害や嗅覚障害を訴えるというケースが相次いでいます。
札幌市のコロナウイルスに感染した20代女性は、3月5日に発症し、味覚や嗅覚の異常は10日間ほど続いています。女性の父親と知人もコロナウイルス感染者で、発症の初期に食べ物の味やにおいがわからなくなったと話しているということです。
NBAのジャズのゴペール選手は一切何も感じなかった期間は4日間だったとしています。
阪神の3選手のうち、藤浪投手と伊藤選手は嗅覚も改善していますが。長坂選手は味覚と嗅覚の異常が残っているということです。長坂選手も症状は改善していくる可能性が高いのではないでしょうか。
国内外から味覚や嗅覚に異常を訴える患者の報告が相次いでいて、WHO(世界保健機関)が調査を行っています。
「これまで治療に当たった実感としては嗅覚や味覚の異常を訴えた患者はいたが、特徴的な症状というには数が少ないと感じている。こうした症状は通常のかぜやインフルエンザなどの感染症でも起こりえる。こうした症状があるからといって、それだけでは新型コロナウイルスの感染症とは判断できない」
「新型コロナウイルスは未知の部分も多く、現時点で把握している事実としては、発熱や呼吸器症状が1週間前後、継続し、強いだるさやけん怠感を訴える人が多いとされている。味覚や嗅覚の異常を伴う症例は厚生労働省が現在、国立感染症研究所に詳細を情報収集しており、見解が定まれば周知していきたい」
海外の味覚障害や嗅覚障害の報告まとめ
こちらでは海外での報告や対応をまとめていきます。
アメリカの耳鼻咽喉科学会も「裏付けには乏しいが、新型ウイルスに関連した症状として嗅覚や味覚障害の報告が急激に増えている。」とし、鼻炎などが原因でない場合は感染を疑ううえで1つの指標となり、検査や隔離の対象に加えるよう提言しています。
英国の耳鼻咽喉科学会は、韓国や中国、イタリア、ドイツで新型コロナウイルス感染者の多くが嗅覚障害を訴えていると指摘しています。風邪など他の症状を伴わないことも多いとしています。
ドイツでは、感染が確認された患者の3人に2人が、数日間にわかり嗅覚がきかなくなる症状を訴えており、「高熱やせきなど、ほかの症状がなくとも、新型コロナウイルスの感染を疑う理由になりうる。」と指摘しています。
最も被害が深刻なイタリアでは、発熱や倦怠感、咳などの症状が現れていない若者が、味覚障害や嗅覚障害を訴えるというケースが相次いでいる。
WHO(世界保健機関)は、3月23日の記者会見で、各国と連携して医学的な調査を行っているとしたうえで、その結果次第で、熱やせき、息切れなどとともに、味やにおいがわからなくなる状態についても、注意すべき症状の1つとして加えることも検討したいとしています。
このように、日本だけでなく各国の新型コロナウイルスの感染者に味覚障害と嗅覚障害が認められています。
この嗅覚障害や味覚障害は、新型コロナウイルス感染症でなくとも、通常の風邪やインフルエンザなどで起こりうる症状です。新型コロナウイルス感染症のみに当てはまる兆候ではないことに注意しつつも、少しでもおかしいと感じたら早めに帰宅したり、療養を取るよう心がけましょう!!
まとめ
今回は、新型コロナウイルス感染の味覚障害と嗅覚障害について、症状はなにか、治るのか治らないのか、各国の報告まとめについて説明しました。
以上、この記事が皆様のお役に立てば幸いです。